「旧社会主義圏のサウンドスケープ」(ポーランド・ウクライナ・ハンガリー・リトアニア)


 

 東欧、中央での演奏をおこなったときの手記です。

2000年のポーランドのクラクフでの日本舞踊公演「よだかの星」がわたしの初めての海外公演でした。

その地が東欧であったことはわたしの後の活動に大きな意味を与えたと思います。

小さな国のリトアニアにも縁があり二度行くことになりました。

わたしはお金がありませんから、旅行に行くことはできません。

こうして思ってもみなかった、普通に暮らしていればまったく意識することもなかった土地の人々や霊性にふれることができることが、この仕事の良いところです。音楽家の眼を通してそれを伝えてゆきたいと思います。